40代男性にレチノールはおすすめ?使い方・注意点とスキンケアの基本

40代の第一印象

※この記事は一般的なスキンケア情報を紹介するもので、診断や治療を目的としたものではありません。化粧品の使用感には個人差があります。赤み、かゆみ、痛み、強いヒリつきなどが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科などの医療機関へ相談してください。

こんにちは。46歳・美容師歴25年のTIHIROです。

40代になると、

「最近、肌が乾燥する」
「顔が疲れて見える」
「スキンケアをもう少しちゃんとした方がいいのかな」

と考える男性も増えてきます。

そこで検索すると、よく出てくるのが「レチノール」です。

レチノール美容液。
レチノールクリーム。
高濃度レチノール。

いろいろな商品が出てくるので、

「40代になったらレチノールを使った方がいいのか?」

と迷う人もいると思います。

先に結論を言うと、40代だからレチノールが必須ということはありません。

むしろスキンケア初心者なら、レチノールより先に、

  • 洗顔
  • 保湿
  • 日中の紫外線対策

を習慣にする方が大切です。

レチノールは、その基本が続けられるようになったあとで検討する「次の選択肢」と考えると分かりやすいです。

私は美容師なので、レチノールを医療的に診断したり治療目的で勧めたりする立場ではありません。

この記事では、40代男性が広告に流されず、自分に必要か判断できるように、一般的な使い方と注意点を整理します。

結論|40代男性はレチノールより先に基本のスキンケア

今までほとんどスキンケアをしてこなかった人が、

「40代だから、とりあえずレチノールを買おう」

と考える必要はありません。

まず確認したいのは、

  • 洗顔後に肌が強くつっぱっていないか
  • 保湿する習慣があるか
  • ヒゲ剃り後の肌が荒れたままになっていないか
  • 日中の紫外線対策をしているか

です。

米国皮膚科学会も、年齢に応じたスキンケアでは、まず日焼け止めと保湿剤を基本として挙げています。

基本ができていない状態で美容液を何種類も追加すると、「どの商品が自分に合わないのか」も分かりにくくなります。

まず基本。

そのあとにレチノール。

この順番で十分です。

そもそもレチノールとは?

レチノールは、ビタミンA系成分である「レチノイド」の一種です。

米国皮膚科学会では、市販のレチノールについて、肌の質感や色ムラ、軽度の細かなシワなどが気になる場合の選択肢として紹介しています。

ただし、ここで注意したいことがあります。

「レチノール配合」と書かれている商品が、すべて同じではありません。

商品によって、

  • 配合されている成分
  • 配合量
  • クリームや美容液などの形状
  • 一緒に配合されている保湿成分
  • 推奨される使用頻度

などが違います。

そのため、

「レチノールなら何を買っても同じ」

とは考えない方がいいでしょう。

まず、その商品の公式な使用方法を確認してください。

「シワが消える」「若返る」と考えない

ここは特に大切です。

レチノールについて調べていると、

「若返る」
「シワが消える」

といった強い言葉を目にすることがあります。

しかし、一般的な化粧品で自由にこのような効果をうたえるわけではありません。

日本では化粧品の効能表現に範囲が定められており、「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表示する場合も、適切な試験によって効果が確認された製品であることが必要です。厚生労働省は「若返り」「老化防止」などと誤認させる表現についても認めていません。

ですから、

「レチノールという成分が入っている=シワ改善を保証する」

とは考えないようにしてください。

商品を購入するときは、広告のキャッチコピーより、商品の正式な説明を確認する方が安心です。

40代男性でレチノールを検討しやすい人

レチノールを検討するなら、次のような人です。

基本のスキンケアが続いている

洗顔や保湿がすでに習慣になっていて、さらに一つケアを追加したい人です。

商品を少しずつ試せる

最初から大量につけたり、毎日使ったりせず、商品の説明に従って使える人です。

日中の紫外線対策ができる

米国皮膚科学会も、レチノイド使用中は日中の紫外線対策を勧めています。

劇的な変化を期待していない

化粧品は美容医療ではありません。

「一週間で若返りたい」という目的ではなく、日々のスキンケアの一つとして取り入れる方が現実的です。

反対に、いったんレチノールを後回しにした方がいい人

40代男性でも、すぐに取り入れる必要がない人もいます。

洗顔後に何もつけていない

まずは保湿する習慣を作るところから始めます。

肌に赤みや強い乾燥がある

すでに肌がヒリヒリしていたり、炎症があったりする場合は、新しい成分を追加するより肌の状態を優先します。

米国皮膚科学会も、強い赤みや炎症、乾燥がある場合は、レチノイドを自己判断で追加せず皮膚科医へ相談することを勧めています。

ヒゲ剃り後に毎回ヒリヒリする

剃刀負けや傷がある部分へ新しい化粧品を使うと、刺激を感じることがあります。

まずヒゲ剃り方法や保湿を見直してください。

皮膚科で治療を受けている

医薬品や治療との組み合わせについては、自己判断せず担当医へ確認します。

初心者が使うなら「少しずつ」が基本

レチノール配合商品を初めて使う場合、一番避けたいのが、

「早く変わりたいから、毎日たっぷり塗る」

という使い方です。

米国皮膚科学会では、レチノイドによる刺激を減らす方法として、作用の穏やかなものから始め、隔日の夜など少ない頻度から徐々に増やす方法を紹介しています。

別の米国皮膚科学会の解説でも、初めて使う場合は週2~3回程度から始める方法が紹介されています。

ただし、これはすべての商品に共通する使用回数ではありません。

最優先するのは、購入した商品の説明書です。

40代男性が使うときの基本的な流れ

商品によって異なりますが、夜用美容液タイプなら一般的には、

  1. 洗顔する
  2. 化粧水などで肌を整える
  3. レチノール配合商品を使用する
  4. 乳液やクリームで保湿する

という流れがあります。

レチノール入りの乳液やクリームなど、商品自体が保湿剤になっている場合は順番が変わります。

必ず商品説明を確認してください。

そして翌朝は、日焼け止めまでをセットで考えます。

レチノールで刺激を感じることがある

レチノールを含むレチノイド系成分では、人によって、

  • 赤み
  • 乾燥
  • 皮むけ
  • ヒリつき
  • 刺激感

などが起こることがあります。米国皮膚科学会も、レチノイドでは刺激が起きることがあり、少量・低頻度から始めたり、保湿剤を組み合わせたりする方法を紹介しています。

ここで覚えておきたいのが、

「ヒリヒリするほど効いている」という考え方はしない

ということです。

強い刺激を我慢して使い続ける必要はありません。

肌に異常を感じた場合は使用を中止し、症状が続く場合は医療機関へ相談してください。

40代男性が避けたい使い方

最初から毎日たっぷり塗る

多く使えば、その分早く結果が出るわけではありません。

使用量と使用頻度を守ります。

美容液を一度に何種類も追加する

レチノールを始める日に、ピーリング系化粧品やスクラブなども同時に追加すると、刺激が出たとき原因を判断しにくくなります。

新しい商品は一つずつ追加する方が分かりやすいです。

赤みや傷がある場所へ無理に使う

ヒゲ剃りで傷ができた日などは、肌の状態を優先します。

日中の紫外線対策をしない

レチノイドを使う場合は、夜だけではなく翌日の紫外線対策まで考えます。

「高濃度」という言葉だけで選ばない

レチノール商品を探していると、

「高濃度」
「○%配合」

という言葉が気になると思います。

しかし、初心者の場合は数字の大きさだけで選ばない方がいいでしょう。

確認したいのは、

  • 正式な成分表示
  • 1回の使用量
  • 使用する時間帯
  • 推奨される使用頻度
  • 使用できる部位
  • 注意事項
  • 保湿成分
  • 続けられる価格

です。

「強そうだから良さそう」ではなく、

自分が正しく使える商品か

という視点で選びます。

「メンズ用」にこだわる必要はない

40代男性だから、必ず男性専用の商品を使わなければならないわけではありません。

メンズ用の商品には、

  • ベタつきにくい
  • 香りが控えめ
  • 容器がシンプル

といった特徴を持つものもあります。

ただ、それだけで自分の肌に合うとは限りません。

男性用・女性用という表示より、

  • 肌に合う
  • 刺激を感じにくい
  • 使い方が分かりやすい
  • 無理なく続けられる

という点を優先してください。

レチノールより先に見直してほしい3つ

「肌をきれいに見せたい」と思った40代男性には、レチノールを買う前に次の3つを確認してほしいと思います。

1.洗顔しすぎていないか

テカリが気になるからと何度も洗うと、乾燥を感じることがあります。

2.洗顔後に保湿しているか

高価な美容液を買う前に、基本の保湿を続けられるか確認します。

3.日焼け止めを使っているか

米国皮膚科学会も、年齢に応じた肌ケアでは保湿と紫外線対策を基本として重視しています。

この3つができてからでも、レチノールは遅くありません。

レチノールを使わないという選択も普通

この記事で一番伝えたいのは、ここです。

40代になったからといって、

「レチノールを使わないと老ける」

わけではありません。

洗顔。
保湿。
ヒゲ剃り後のケア。
紫外線対策。

こうした基本だけを続けるのも、立派なスキンケアです。

このサイトで私が伝えたい「清潔感」は、若く見せることではありません。

40代なら40代なりに、

きちんと手入れされているように見えること。

レチノールは、そのために絶対必要なものではありません。

基本ケアを続けたうえで、「もう一つ試してみたい」と思ったときに選択肢へ入れれば十分です。

よくある質問

レチノールは毎日使った方がいいですか?

商品によって異なります。

初心者の場合、少ない頻度から始める方法もありますが、必ず使用する商品の説明に従ってください。

朝に使ってはいけませんか?

使用方法は商品によって異なります。

初心者の場合は夜使用の商品が分かりやすいですが、パッケージやメーカーの説明を優先してください。日中は紫外線対策も行います。

ヒゲ剃りした日に使っても大丈夫ですか?

肌の状態によります。

ヒゲ剃り後に赤み、傷、ヒリつきがある場合は無理に使用せず、肌が落ち着くことを優先してください。

男性用のレチノールを選ぶべきですか?

男性専用である必要はありません。

性別より、肌への使用感、使用方法、注意事項、続けやすさで選びます。

レチノールを使えばシワが消えますか?

「レチノール配合」というだけでシワが消えると考えるのは適切ではありません。

日本では化粧品の効能表現にルールがあり、「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表示できる商品にも条件があります。

まとめ|レチノールは40代男性に必須ではない

40代男性にとって、レチノール配合化粧品はスキンケアの選択肢の一つです。

ただし、最優先ではありません。

まず、

  • 洗顔
  • 保湿
  • 日中の紫外線対策

を続けます。

そのうえでレチノールを使ってみたい場合は、

  • 商品の使用方法を守る
  • 最初から使いすぎない
  • 新商品を一度に増やさない
  • 保湿も続ける
  • 日中は紫外線対策をする
  • 強い刺激を我慢しない

ことを意識してください。

40代のスキンケアは、若返りを競うものではありません。

無理なく続けられる方法で、今の自分の肌を整える。

まずはそこからで十分です。

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参考にした公的・専門情報

この記事を書いた人

TIHIRO|現役美容師

46歳・美容師歴25年の現役美容師。

美容師として40代男性のお客様を担当してきた経験と、自身のスキンケアやBBクリーム、ヒゲ脱毛などの経験をもとに、若作りではなく、年齢に合った「きちんとして見える清潔感」を発信しています。