※化粧品の使用感や肌の状態には個人差があります。赤み、かゆみ、痛み、腫れ、強いヒリつきなどが出た場合は使用を中止してください。症状が続く場合は、皮膚科などの医療機関へ相談してください。
こんにちは。46歳・美容師歴25年の現役美容師、TIHIROです。
美容室で40代男性のお客様を担当していると、髪型やヒゲだけでなく、肌の乾燥、テカリ、ヒゲ剃り後の赤みが顔全体の印象に影響していると感じることがあります。
髪を切っている。
ヒゲも剃っている。
服装も整えている。
それでも、
「顔が疲れて見える」
「夕方になると額や鼻がテカる」
「洗顔後に頬や口元がつっぱる」
「ヒゲ剃り後の赤みが気になる」
ということはないでしょうか。
私自身も40代になり、乾燥やテカリ、肌の色ムラが以前より気になるようになりました。
現在は、朝と夜の洗顔・保湿を続け、朝は日焼け止め、必要な日はBBクリームを使っています。
夜には、約3か月使用しているレチノール美容液を加えることもあります。
ただし、最初から私と同じ商品数をそろえる必要はありません。
スキンケア初心者が最初に確認したいのは、次の3つです。
・肌を強くこすらずに洗う
・洗顔後に乾燥を防ぐ
・朝は紫外線対策をする
この記事では、40代男性が無理なく始められる朝と夜の手順、商品を選ぶ基準、私自身が失敗した使い方を紹介します。
美容師として感じる40代男性の肌と顔の印象
美容師は、カットやシャンプーの際に、お客様と近い距離で接します。
そのため、本人があまり気にしていなくても、次のような部分が目に入ることがあります。
・額や鼻の強いテカリ
・頬や口元の乾燥
・ヒゲ剃り後の赤み
・肌の粉ふき
・日焼けによる色ムラ
・目元の疲れた印象
もちろん、肌にシミや毛穴があるから清潔感がないという意味ではありません。
年齢を重ねれば、肌の見え方が変化するのは自然なことです。
ただ、髪型や眉毛が整っていても、肌が強く乾燥していたり、皮脂でテカっていたりすると、顔全体が疲れて見えることがあります。
私がスキンケアを続けているのも、若い頃の肌へ戻すためではありません。
ヒゲ剃り後の乾燥を防ぎ、人と近い距離で接するときに、自分が不快に感じない状態へ整えるためです。
最初に必要なのは洗顔・保湿・紫外線対策
スキンケア売り場を見ると、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックなど、さまざまな商品が並んでいます。
しかし、最初からすべてを使う必要はありません。
基本は次の3つです。
1.洗顔
汗、皮脂、ほこりなどを落とします。
2.保湿
洗顔後の乾燥を防ぐため、乳液や保湿クリームなどを使います。化粧水を使う場合は、保湿剤の前に使用します。
3.朝の紫外線対策
外出する朝は、スキンケアの最後に日焼け止めを使います。
化粧水は、使用感が気に入っている人や、洗顔後に肌を整えたい人には取り入れやすい商品です。
一方で、すべての人が必ず化粧水と乳液をセットで使わなければならないわけではありません。
工程を減らしたい場合は、洗顔後に乳液、保湿クリーム、オールインワンなどを使用する方法もあります。
大切なのは、商品の数ではなく、肌に合う方法を続けることです。
洗顔は落としすぎず、こすりすぎない
以前の私は、額や鼻の脂が気になると、しっかり落とした方がよいと思っていました。
洗顔時に力を入れたり、皮脂が気になる部分を長く洗ったりしたこともあります。
しかし、洗顔後に頬や口元がつっぱることがあり、現在は強くこすらないようにしています。
私が行っている基本の手順は次のとおりです。
1.手を洗う
2.顔をぬるま湯で濡らす
3.洗顔料を泡立てる
4.泡を顔全体へ広げる
5.指で強くこすらずに洗う
6.生え際やアゴの下まで流す
7.清潔なタオルで軽く押さえる
特に洗顔料が残りやすいのは、生え際、小鼻の横、アゴの下です。
熱いお湯で長く洗う必要はありません。
洗顔後に強いつっぱりを感じる場合は、
・洗顔料の使用量
・洗っている時間
・お湯の温度
・洗顔する回数
・使用している洗顔料
を見直してください。
日中にテカリが気になっても、何度も洗顔するのではなく、まずティッシュを軽く当てて余分な皮脂を取る方法があります。
化粧水は肌へ強くたたき込まない
私は洗顔後に化粧水を使っています。
使い方は難しくありません。
1.商品に記載された量を手へ取る
2.顔全体へ優しく広げる
3.頬や口元など、乾燥しやすい場所へなじませる
4.そのあと乳液や保湿クリームを使う
大量につけたり、手で何度も強くたたいたりする必要はありません。
私は顔をこすらず、手のひらで軽くなじませています。
ヒゲ剃り直後に強くしみる場合は、肌が傷ついている可能性があります。
「しみるほど効いている」と考えて使い続けず、使用を中止して肌の状態を確認してください。
特定の商品を使うたびに赤みやかゆみが出る場合も、無理に使用しない方が安心です。
乳液や保湿クリームは少量から使う
以前は、乳液を使うとベタつきが増えると思い、化粧水だけで終わらせることがありました。
しかし、頬や口元は乾燥する一方で、額や鼻はテカることがありました。
現在は、顔全体へ同じ量を塗るのではなく、乾燥しやすい部分を中心に使っています。
基本の手順は次のとおりです。
1.化粧水を使う場合は先になじませる
2.乳液や保湿クリームを少量取る
3.頬、口元などへ薄く広げる
4.額や鼻は肌の状態に合わせて量を調整する
最初から多く塗ると、ベタつきが気になって続かなくなる場合があります。
少量から試し、乾燥する場所だけ追加してください。
「頬は乾燥するのに、鼻はテカる」という場合も、顔全体を一つの肌質として考える必要はありません。
場所によって量を変える方が、私には使いやすい方法でした。
朝に私が行っているスキンケア
私の朝の基本的な順番は次のとおりです。
1.顔を洗う
2.化粧水を使う
3.乳液などで保湿する
4.日焼け止めを使う
5.必要な日はBBクリームを薄く塗る
私は42歳頃から、ほぼ毎朝BBクリームを使っています。
ただし、BBクリームはスキンケアの必須用品ではありません。
クマ、青ヒゲ、シミ、肌の色ムラを、その日だけ薄く整えたい場合に使う化粧品です。
また、私が使用しているBBクリームにはUV表示がありますが、薄くしか塗らないため、屋外で長時間過ごす日は日焼け止めも使用しています。
朝の工程をすべて続けるのが難しい人は、
洗顔またはぬるま湯で洗う → 保湿 → 日焼け止め
から始めると分かりやすくなります。
BBクリームの使用感や塗り方については、次の記事で詳しく紹介しています。

夜に私が行っているスキンケア
夜は、日中に使用した日焼け止めやBBクリームを落とし、肌を整える時間です。
私の現在の順番は次のとおりです。
1.BBクリームなどをクレンジングで落とす
2.洗顔する
3.化粧水を使う
4.使用する日は美容液を使う
5.乳液や保湿クリームを使う
日焼け止めやBBクリームの落とし方は、商品によって異なります。
洗顔料だけで落とせる商品もあれば、クレンジングが必要な商品もあります。
パッケージや公式の使用方法を確認してください。
現在、私は夜のケアにANUAのレチノール美容液を取り入れています。
ただし、レチノールはスキンケアを初めて行う人が、最初から必ず使う商品ではありません。
まず洗顔、保湿、紫外線対策を習慣にし、そのあと必要に応じて追加する選択肢の一つです。
私が3か月使用した感想は、次の記事で紹介しています。

ヒゲ剃り後に気をつけていること
40代男性のスキンケアでは、ヒゲ剃り後の肌も確認したい部分です。
私は以前、ヒゲを残したくないと思い、同じ場所へ電気シェーバーを何度も往復させたことがあります。
その結果、肌が赤くなったり、急いで剃って出血したりしました。
現在は次の点を意識しています。
・同じ場所を必要以上に何度も剃らない
・シェーバーの刃を清潔に保つ
・剃ったあとに肌の赤みを確認する
・強くしみる化粧品を無理に使わない
・傷がある場所へ刺激の強い商品を使わない
ヒゲ剃り後の肌へ化粧水をつけたとき、強くしみることがあります。
その場合は我慢して使い続けず、使用を中止して肌を休ませます。
赤み、痛み、腫れなどが続く場合は、化粧品を次々に変更するより、皮膚科などへ相談してください。
私が以前やっていた失敗
スキンケアを始めた頃は、よかれと思って行っていたことが、続かなかったり、肌の負担になったりしました。
テカリが気になって強く洗った
皮脂を完全に落とそうとして、洗顔時に力を入れていました。現在は泡を広げ、強くこすらないようにしています。
ベタつくのが嫌で保湿しなかった
化粧水や乳液を使わない方がテカらないと思っていましたが、頬や口元のつっぱりが気になることがありました。
自分より明るい色の化粧品を選んだ
肌を明るく見せようとして、顔だけが白く浮いたことがあります。現在は、顔と首の色になじむものを選んでいます。
新しい商品を同時に増やした
複数の商品を同時に始めると、肌に異常が出たときに、どの商品が合わなかったのか判断しにくくなります。
現在は、新しい商品を取り入れる場合、一度に増やしすぎないようにしています。
初心者が商品を選ぶときの基準
最初から高価な商品をそろえる必要はありません。
私は次の条件を確認します。
・無理なく買い足せる価格か
・近くの店や通販で購入しやすいか
・香りが強すぎないか
・使用後のベタつきが気にならないか
・容器が使いやすいか
・使用方法が分かりやすいか
・自分の肌へ刺激を感じないか
「40代専用」「男性専用」と書かれていることだけで選ぶ必要もありません。
男性向けの商品でも、香りや清涼感を強く感じる場合があります。
反対に、男女を限定していない商品でも、自分の肌に合い、続けやすければ選択肢になります。
広告で目立つ成分よりも、毎朝と毎晩に無理なく使えることを優先してください。
新しい商品は一度に増やさず、肌の状態を確認する
新しいスキンケアを始めると、ほかの商品も試したくなることがあります。
しかし、複数の商品を同時に使い始めると、赤みやかゆみが出た場合に、どの商品が合わなかったのか判断しにくくなります。
最初は、洗顔、保湿、朝の日焼け止めという基本を続けながら、次の点を確認してください。
・洗顔後につっぱらないか
・日中のベタつきが強くないか
・保湿剤が重く感じないか
・赤みやかゆみが出ていないか
・毎日無理なく続けられるか
化粧水や美容液を追加する場合も、一度に何種類も増やさず、一つずつ肌の状態を確認します。
決まった日数で変化すると断定することはできません。
短期間で結果を求めるより、肌に異常がなく、無理なく続けられるかを優先してください。
化粧品だけで対処しない方がよい状態
次のような状態がある場合は、新しい化粧品を次々に試すより、皮膚科などへ相談してください。
・赤みやかゆみが長く続く
・強い痛みや腫れがある
・湿疹、傷、ただれがある
・短期間で肌の状態が大きく変わった
・どの商品を使っても刺激を感じる
・ヒゲ剃り後の炎症が治らない
・治りにくいできものや出血がある
化粧品は、病気や強い皮膚症状を治療するものではありません。
肌に異常を感じた場合は、無理に隠したり、自己判断で刺激の強い商品を重ねたりしないでください。
よくある質問
化粧水と乳液は両方必要ですか?
すべての人に同じ組み合わせが必要というわけではありません。
私は化粧水と乳液を使っていますが、工程を減らしたい場合は、洗顔後に乳液、保湿クリーム、オールインワンなどを使用する方法もあります。
肌の乾燥や使用感を確認しながら選んでください。
メンズ用を選ばなければいけませんか?
メンズ用に限定する必要はありません。
男性用でも香りや清涼感を強く感じることがあります。性別表示より、自分の肌に合い、毎日使いやすいかを確認してください。
朝はぬるま湯だけでもよいですか?
肌の状態や、前夜に使った商品によって異なります。
ぬるま湯だけで快適な人もいれば、皮脂が気になり洗顔料を使う人もいます。
洗顔後につっぱる場合は、洗顔料の量や頻度を見直してください。
オールインワンでも大丈夫ですか?
工程を減らしたい人には選択肢になります。
化粧水と乳液を別々に使うことが負担なら、洗顔後に一つの商品で保湿できる方が続けやすい場合があります。
美容液は必要ですか?
スキンケアを始める段階で必須ではありません。
まず洗顔、保湿、朝の紫外線対策を続け、そのあと必要に応じて検討すれば十分です。
日焼け止めとBBクリームはどちらを先に使いますか?
私は保湿のあとに日焼け止めを使用し、その上からBBクリームを薄く塗っています。
商品によって推奨される順番が異なる場合があるため、使用方法も確認してください。
まとめ|まず保湿剤と日焼け止めを用意する
40代男性がスキンケアを始めるとき、最初から美容液やパックまでそろえる必要はありません。
顔を強くこすらずに洗い、洗顔後は肌に合う保湿剤を使う。朝に外出するときは、スキンケアの最後に日焼け止めを使用する。
まずは、この流れを習慣にするところからで十分です。
私自身も、皮脂が気になって強く洗ったり、ベタつきを避けるために保湿を省いたりしてきました。
現在は、たくさんの商品を使うことより、朝と夜に無理なく続けられることを優先しています。
最初の一歩として、洗顔後の頬や口元がつっぱっていないか確認してください。
乾燥を感じる場合は、毎日使いやすい乳液、保湿クリーム、オールインワンのいずれかを一つ選ぶところから始めてみてください。
参考にした専門情報
この記事では、運営者自身の体験と美容師としての経験に加えて、以下の専門情報を参考にしました。
・American Academy of Dermatology「Face washing 101」
・American Academy of Dermatology「Skin care in your 40s and 50s」
・American Academy of Dermatology「Dermatologists’ top tips for relieving dry skin」
洗顔では、ぬるま湯と指先を使い、肌を強くこすらない方法が案内されています。
また、年齢に応じた基本的な肌の手入れとして、保湿と紫外線対策が紹介されています。
あわせて読みたい
肌の清潔感や顔まわりの印象をさらに整えたい人はこちらも参考になります。



この記事を書いた人
TIHIRO|現役美容師
46歳・美容師歴25年。
美容師として40代男性のお客様を担当するなかで、髪型、ヒゲ、眉毛、肌、頭皮など、顔まわりの身だしなみについて相談を受けてきました。
自身でもスキンケア、BBクリーム、ヒゲ脱毛、レチノール美容液などを取り入れ、実際に使用した経験をもとに記事を作成しています。
このサイトでは、商品を増やすことだけを勧めるのではなく、40代男性が毎日の生活へ無理なく取り入れられる身だしなみについて発信しています。
※この記事は化粧品の効果を保証するものではなく、皮膚症状の診断や治療を目的としたものではありません。


