※ニオイの感じ方には個人差があります。衣類を変えても強い体臭や発汗などの悩みが続く場合は、自己判断だけで対処せず、医療機関などへ相談してください。
こんにちは。46歳・美容師歴25年の現役美容師、TIHIROです。
毎日服を洗っている。
お風呂にも入っている。
汗をかいたら着替えている。
それでも、
「洗ったTシャツなのに、汗をかくとニオイが気になる」
「部屋干しした服が少し臭う」
「ジャケットに前日のニオイが残っている気がする」
ということはないでしょうか。
美容師は、お客様と近い距離で仕事をします。
髪を切るときも、シャンプーをするときも、会話をするときも距離が近いため、私は髪型やヒゲだけでなく、
自分の服から不快なニオイが出ていないか
も身だしなみの一つとして考えています。
衣類のニオイで難しいのは、
「洗濯している=必ずニオイがない」とは限らないこと
です。
服そのものの状態。
汗をかいたあとの扱い。
洗濯が終わってから干すまでの時間。
部屋干しの仕方。
ジャケットやコートの保管。
こうした部分も関係します。
この記事では、40代男性が衣類のニオイを気にしたときに、
洗剤や消臭スプレーを増やす前に何を確認すればよいのか
を順番に整理します。
最初に「体」ではなく「服」を確認する
服のニオイが気になると、
「自分の体臭が強くなったのではないか」
と考えてしまうことがあります。
ただ、最初から体臭だと決めつける必要はありません。
まず確認したいのは、衣類そのものです。
特に、
・襟
・ワキ
・胸
・背中
・首まわり
を確認します。
洗濯直後は問題なくても、着て汗をかいたあとにニオイが気になる服があります。
反対に、新しいインナーへ替えると気にならないこともあります。
その場合は、
体だけではなく、普段使っている衣類側を見直す
きっかけになります。
体臭と衣類臭を最初から一緒にせず、一つずつ切り分けて考える方が分かりやすいです。
私なら最初にインナーを確認する
衣類の中でも、最初に確認しやすいのがインナーやTシャツです。
肌へ直接触れるため、
・首元
・ワキ
・胸
・背中
の状態を確認しやすいからです。
見てほしいのは、ニオイだけではありません。
・首元が伸びていないか
・生地がかなり薄くなっていないか
・黄ばみが残っていないか
・汗ジミが落ちなくなっていないか
・洗濯後でもニオイが気にならないか
を確認します。
外から見えないインナーは、
「まだ破れていないから使える」
と長く使い続けやすい服です。
ただ、外見に問題がなくても、
着るとすぐニオイが気になる
ようになった場合は、買い替えを考えてもよいと思います。
高価なシャツやジャケットを買う前に、毎日肌へ直接触れるインナーを見直す。
衣類のニオイが気になる人には、まずここから確認してほしいです。
汗をかいた服はバッグや洗濯カゴに入れっぱなしにしない
特に注意したいのが、
・夏に汗をかいたTシャツ
・運動後のウェア
・濡れたタオル
・汗を吸ったインナー
です。
湿った状態の服を丸め、バッグや洗濯カゴの中へ長時間入れたままにすると、あとからニオイが気になることがあります。
すぐ洗濯できない場合は、
・バッグから出す
・丸めたままにしない
・濡れたタオルと重ねない
・可能なら一度広げる
ようにします。
特に運動後の服やタオルは、帰宅したらバッグへ入れっぱなしにしない方が管理しやすくなります。
ここは、洗剤を変える前に見直せる部分です。
洗濯が終わった服をそのままにしない
洗濯が終了したあと、
「少しあとで干そう」
と思って、そのまま数時間置いてしまうことがあります。
洗濯直後の衣類は濡れています。
私は、ニオイが気になる場合は、
洗濯が終わったらできるだけ早く取り出して乾かす
ことを優先します。
夜に洗濯する人なら、
「洗濯が終わったあと、そのまま干せる時間に回す」
というだけでも続けやすくなります。
洗濯機へ入れたまま翌朝まで置く習慣がある場合は、洗剤を変更する前に、まずこの流れを見直してみてください。
部屋干しは洗剤より「乾かし方」を先に見る
部屋干しでニオイが気になると、
「もっと強い洗剤に変えよう」
「柔軟剤を増やそう」
と思うことがあります。
ですが、その前に確認したいのが乾かし方です。
私は次の部分を見ます。
・洗濯物同士が密着していないか
・厚手の服を重ねていないか
・風が通る状態になっているか
・一度に大量に干していないか
・乾ききる前に収納していないか
扇風機やサーキュレーターがある場合は、洗濯物へ風を当てる方法もあります。
湿度が高い時期は、除湿機やエアコンの除湿機能を利用する方法もあります。
大切なのは、
香りを強くすることより、濡れている時間を必要以上に長くしないこと
です。
ジャケットやコートはTシャツと同じようには洗えない
インナーやTシャツは毎回洗えても、
・ジャケット
・スーツ
・ブルゾン
・コート
は毎回洗濯できるとは限りません。
そのため、
・汗
・飲食店
・タバコ
・車内
・外気
などのニオイが残っていないか確認します。
帰宅してすぐクローゼットへ戻すのではなく、私は一度ハンガーへ掛け、状態を確認する方がよいと思っています。
汗や湿気を感じる場合は、すぐ密閉された場所へ収納せず、まず風を通します。
ただし、衣類によって自宅で洗えるもの、クリーニングが必要なもの、乾燥方法に制限があるものがあります。
必ず衣類の洗濯表示を確認してください。
ジャケットやコートは値段も高いため、自己流で洗って傷めるより、表示に従って管理する方が安心です。
洗濯機そのものも一度確認する
服の扱いを見直してもニオイが気になる場合は、洗濯機も確認します。
見るのは、
・糸くずフィルター
・ゴミ取り部分
・洗剤投入口
・洗濯槽
・ドアやフタ周辺
です。
機種によって手入れ方法は異なります。
私は、自己流で洗剤などを入れるのではなく、
使用している洗濯機の取扱説明書に従う
のが一番確実だと思っています。
特に洗濯槽クリーナーなどは、使用できる種類が機種によって異なる場合があります。
洗濯機まで確認することで、
「服の問題なのか」
「洗濯方法の問題なのか」
を切り分けやすくなります。
クローゼットへ詰め込みすぎない
洗濯して完全に乾かした服でも、収納環境によってはニオイが気になることがあります。
クローゼットを確認すると、
・何年も着ていない服
・季節外の服
・現在サイズが合わない服
・傷んだ服
が大量に入っていることがあります。
服が多すぎて、
「どこに何があるか分からない」
状態なら、ニオイ対策だけでなく服装全体を整える意味でも、一度整理する価値があります。
普段着ている服が取り出しやすく、収納しやすい量まで減らすと、管理もしやすくなります。
40代男性の服装については、別の記事でサイズや傷みも含めてまとめています。

香水や柔軟剤で「上から隠す」ことを先にしない
衣類のニオイが気になると、
・香水
・柔軟剤
・消臭スプレー
などで香りを足したくなります。
もちろん、正しく使用すること自体が問題という意味ではありません。
ただ私は、
ニオイが残っている状態へ、さらに強い香りを重ねること
を最初の対策にはしません。
香りの好みは人によってかなり違います。
自分では「いい香り」と思っていても、近くにいる人には強すぎる可能性があります。
美容師としてお客様と近い距離で接する立場からも、
強く香らせることより、不快なニオイが残っていない状態
を優先したいと考えています。
まず衣類の状態を確認し、そのあと必要に応じて香りを使う。
この順番の方が分かりやすいと思います。
洗剤は表示されている使用量を確認する
服が臭うと、
「洗剤をもっと入れれば落ちるのでは」
と思うことがあります。
ですが、私は洗剤を自己判断で増やすのではなく、
商品に表示されている使用量を確認する
ようにしています。
同時に、
・洗濯物を詰め込みすぎていないか
・使用している洗濯機の容量を超えていないか
・洗剤の種類と使い方が合っているか
も確認します。
洗剤や柔軟剤は商品によって使用方法が違います。
衣類のニオイが気になるからといって、量を増やすより、まずパッケージや洗濯機の説明を確認してください。
「何度洗っても気になる服」は手放す選択肢もある
服は、見た目だけでは買い替え時期を判断しにくいことがあります。
まだ破れていない。
まだ着られる。
でも、
・洗濯してもニオイが気になる
・着て汗をかくとすぐ気になる
・襟やワキの黄ばみが落ちない
・生地がかなり傷んでいる
・首元も伸びている
という状態なら、外出着として使い続けるか考え直します。
特にインナーやTシャツは、毎日肌に触れる消耗品です。
私は、
「まだ着られるか」ではなく「人と会う日に着たい状態か」
で判断する方が分かりやすいと思っています。
新しい消臭剤を何本も買うより、状態の悪いインナーを数枚入れ替えた方がシンプルな場合もあります。
人と会う前は「服を着る前」に確認する
衣類のニオイは、着たあとより、着る前の方が確認しやすいことがあります。
仕事や食事など、人と近い距離で会う日は、
・インナーの首元
・Tシャツのワキ
・シャツの襟
・ジャケット
・靴
を確認します。
特に私は、顔に近い襟や首まわりを気にします。
髪型やヒゲを整えても、顔のすぐ下にある襟元から強いニオイがすると、そちらが気になってしまうことがあります。
美容師として近い距離で仕事をするからこそ、
服を着てから香りを足すより、着る前に状態を確認する
ことを大切にしています。
衣類のニオイと体臭は分けて考える
ここは重要です。
「服が臭う」と感じても、原因が衣類だけとは限りません。
反対に、
「自分の体臭だ」
と思っていても、実際には長く使っているインナーやジャケット側が気になっている場合もあります。
一つの確認方法として、
入浴後に、清潔な比較的新しいインナーを着たとき
と、
普段よく使っているインナーを着たとき
を比べてみる方法があります。
新しいインナーでは気にならず、古い服を着たときだけニオイを感じるなら、衣類を見直す材料になります。
一方で、衣類を変えても強い体臭や発汗が続き、生活上の悩みになっている場合は、服だけの問題と決めつけないでください。
その場合は、医療機関などへ相談する選択肢もあります。
この記事では、体臭そのものの原因を診断することはしません。
今日やるならこの5か所だけ確認する
全部を一度に変える必要はありません。
まず5分だけ使って、次を確認してください。
1.普段よく着るインナー
首元、ワキ、生地、黄ばみ、ニオイを見る。
2.一番よく着るジャケット
襟、ワキ、背中付近を確認する。
3.洗濯カゴ
湿った服やタオルが丸まったまま入っていないかを見る。
4.洗濯機
フィルターやゴミ取り部分の手入れ状況を確認する。
5.クローゼット
完全に乾いていない服を収納していないか、服を詰め込みすぎていないかを見る。
この5つを確認すると、
「洗剤を変える前に直せる部分」
が見つかることがあります。
よくある質問
洗っているのにTシャツが臭うなら、すぐ捨てた方がいいですか?
すぐ捨てる必要はありません。
まず、洗濯方法、乾かし方、汗をかいたあとの扱い、洗濯機の状態を確認します。
それでも同じ服だけ繰り返しニオイが気になる場合は、外出着として使い続けるか見直してもよいと思います。
柔軟剤を多くすればニオイは気にならなくなりますか?
使用量を自己判断で増やすのではなく、商品に記載された使用量を確認してください。
香りを強くしても、衣類そのものの状態や乾かし方が改善するとは限りません。
部屋干しならサーキュレーターは必要ですか?
必須ではありません。
ただ、洗濯物へ風を当て、乾かしやすくする方法の一つとして使えます。
洗濯物同士の間隔や部屋の湿度も合わせて確認してください。
ジャケットは毎回洗った方がいいですか?
衣類によって違います。
自宅で洗えるものもあれば、洗濯方法が指定されているものもあります。
洗濯表示を確認し、表示に合った方法で手入れしてください。
香水を使わない方がいいですか?
香水そのものを否定しているわけではありません。
私は、衣類のニオイが気になる場合に、原因を確認せず香りだけを強くすることを先にしない、という考えです。
まとめ|洗剤を変える前に服の扱いを確認する
衣類のニオイが気になると、洗剤や消臭剤を買い足したくなります。
ですが、その前に私は、
インナーの状態
汗をかいた服の扱い
洗濯後すぐ乾かしているか
ジャケットの保管
洗濯機とクローゼット
を確認します。
服を洗っているのにニオイが気になる場合でも、
必ず体臭が原因とは限りません。
必ず洗剤が悪いとも限りません。
まず、
どの服を着たときに気になるのか?
を一枚ずつ確認してください。
今日やるなら、普段一番よく着ているインナーの
首元とワキ
を見るところからで十分です。
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この記事を書いた人
TIHIRO|現役美容師
46歳・美容師歴25年。
美容師としてお客様と近い距離で接する仕事を続けるなかで、髪型やヒゲだけでなく、服、口元、身につけるもののニオイも身だしなみの一部として意識してきました。
このサイトでは、40代男性が無理なく続けられる髪型、ヒゲ、肌、服装、ニオイなどの整え方を、自分自身の経験と美容師としての視点をもとに発信しています。
※この記事は、強い体臭や発汗などの原因を診断するものではありません。衣類を変えても悩みが続く場合は、必要に応じて医療機関などへ相談してください。


